
前から約束していた親友との週末前夜のデート。
明日は仕事も休みだし、お互いこの夜をたのしんじゃおう。そんな二人の意見が一致して決まった今日のコース。せっかくの夜のデートなので夜景が楽しめること、大人の雰囲気が味わえること。一週間の疲れを取りながら、リラックスしたい。もちろん、おいしいものが食べたい。久々の再会に胸を膨らませていました。

いつも、私が実家に帰る時は迎えにきてくれる母。今日は私が上野駅までお出迎え。 上野からは浅草まで地下鉄銀座線で移動。雷門で写真撮影。 ちょっとはずかしいけど今日はおのぼりさんに徹するのだ。 母と腕を組んで仲見世を歩き出す。 鮮やかな軒を連ねたお土産屋さんはなぜか懐かしい気持ちになる。 こんな日は思いっきり甘えちゃお。 浅草観音で手を合す母。 その横顔をみながら 「母がいつまでも元気でいますように・・・」私も手を合わせる。

今日はとびっきりの天丼で母を驚かしちゃおう。 ごま油だけで揚げた車えびのてんぷらに甘辛の濃厚なタレがかかった絶品天丼。 実は大学1年の時、初めてつれてきてもらってびっくりしたのだ。 そんな体験は隠して、 「いろいろあるけど、ここもおいしいんだよ。」 なんてしったかぶり。 「天丼ねえ・・・」 なんて言っては母も、どんぶりから溢れんばかりの大きな海老にびっくり! 「4本も入ってる!へえ」 しめしめ、作戦成功。 きっと母も長野で父にしったかぶりをすることだろう。

浅草吾妻橋から隅田川を下って日の出桟橋までの40分のこのコースならゆっくり旅気分を楽しめます。 今日の船は展望デッキのあるタイプなので、乗船したら先頭を陣取ることにしました。 風を受けながら大パノラマで景観を楽しめそう。 金色のオブジェのアサヒビアホールを背に、さあ出発。 親水テラスには樹木が植えられ、遊歩道も続くさわやかな景観だ。 駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋・・・。 たくさんの橋をくぐってゆく。橋の向こうにまた橋の姿が見える・・・。 新大橋、清洲橋、隅田川大橋、永代橋、中央大橋・・・。 ふだん、車で過ぎてしまうだけの橋だが、こうして眺めていると ひとつひとつ特徴が違い、美しいものなのだなあ、と再発見してしまった。 「この橋テレビでみたよ、ほらこの間のドラマ」 「長野じゃ見れない水辺の風景ねぇ」 そう、海が近いからこそのこの楽しみは長野では味わえないのだ! 「ここが築地で、あそこが佃島・・・そしてあそこが浜離宮庭園だよ。」 すっかり一人前に観光案内をしていると海に出た。 「ああ、あれがレインボーブリッジね!わあ、大きくてすごいわねぇ!」 私の案内などするまえに母が大声を出した。 テレビでお馴染みの風景にちょっとミーハーぶりがでちゃったのかな。 さあ、もう日の出桟橋に到着です。 母もなごり惜しそう・・・。 「今度、お父さんもつれてきてあげよ。」だって。 このコースで760円。もうおおいばりです。

ここからぶらっと銀座めぐりをスタートしましょう。数寄屋橋交差点のスクランブル交差点にもう母は圧倒されている。 銀座を見てみたいといったのは母なのだから、雰囲気は味わってもらいたい。 今日は、有楽町駅を背に晴海通りの散歩コースにしてみました。 これなら、銀座のおへその銀座四丁目交差点や 「和光」ビルを眺め、母の好きな歌舞伎座までが案内できるでしょう。

さあ、今日の締めです。今夜一泊する、吉祥寺の私のアパートに案内するまでの最後の寄り道です。 「日本橋に行きたい」 これも母のリクエスト。 母のために「日本橋って、この橋よ」と、今や高速道路の下に申し訳なさそうに佇む橋を案内。 その足で「三越」「高島屋」と建物も雰囲気のあるデパートをめぐってみることにしました。 でも、一番の母の興味はデパ地下食料品売り場。 「どれもこれもおいしそう!」 さすが、有名店を一同に介したデパ地下食料品売り場。あすの食べ物をたくさん買い込みました。 さあ、あすの事より今日の腹ごしらえ。 「たいめいけん」で、ナイフを入れるとどろりと崩れる絶妙なオムレツの焼き加減が自慢のオムライスでも紹介しちゃおうかな。

































